東日本大震災の被災地で活動した医師らが取材記者と災害時医療を論じ合うセミナー
「東日本大震災にみる災害時医療」(第28回日本医学会総会、毎日新聞主催、日本医師会後援)が
25日、千代田区のパレスサイドビルで開かれました。
日本医師会の石川広己常任理事は、医師や看護師などで構成する同医師会災害医療チーム(JMAT)
を被災地へすでに1295チーム派遣し、35チームが派遣へ向け準備中だと紹介。
「避難所や仮設住宅の生活では、普通の方でも長期にわたると体の具合が悪くなる。
私たちの方から仮設住宅や避難所まで行かないといけない」と述べ、
今後も医療支援に取り組む姿勢を強調しました。
妹尾栄治・兵庫県医師会救急医療委員会担当理事は、JMATとして宮城県石巻市で活動したことを報告。
「救護所では聴診器と血圧計だけで患者さんを診て、場合によっては救急に対応しなければならない」とし、
災害時医療の課題として、
(1)地域の基幹病院は最も安全な場所に置く
(2)避難所となる学校に防災面で設備投資する
(3)全国の地域医師会でJMATを編成する
(4)都道府県が防災計画にJMATを取り込む
ことを提言しました。
一方、被災地を取材した毎日新聞社会部の杉本修作記者は、
「ボランティアで車に医療器具を積んで(被災地に)やってきた方も大勢いた。
(東日本大震災後の)最初の1週間、日本全国の医師の方々が被災地を救った」と述べました。